施設に程近い羽ノ浦中学では「総合的な学習の時間」の一環として、職場体験学習を取り入れており、今年も2年生が3名ヴィラ羽ノ浦に来てくれました。①いろいろな職業・職場について知る、②勤労の喜びや、大切さ、意義を知り、将来の職業選択に役立たせる、という目的を達成すべく、二日間体験していただきました。
まずはヴィラ羽ノ浦(介護老人福祉施設)がどういう施設なのか、どのような方が利用・入所しているのか、どんな職種の人がどのような仕事をしているのかなど、基本的なところから説明します。
高齢者の目線を感じてもらうために車いすに乗っていただきました。押してもらった時の感覚や傾斜・段差のあるところを通過する際に感じる怖さを体験してもらい、「見た目ではわからなかった。」という気付きが得られました。
嚥下(飲み込み)能力によって変わる「きざみ・ソフト・ペースト」などの特別食は、それぞれの形態で試食してもらいました。「あ、これ、ツナだ。素材の味がする!!」との感想も聞かれ、特別食も手作りのものを提供していることを知ってもらえました。
緊張がほぐれた二日目の午後にはデイサービスの利用者さんとの距離も縮まり、一緒にパズルを楽しんだり、レクリエーションで盛り上がっていました。全てを伝えるには短すぎる時間ではありますが、少しでも施設のことを知ってもらえて良かったです。