過ごしやすい季節になりましたね。
身近に季節の移り変わりを感じることができるヴィラ羽ノ浦。景観に恵まれた施設です。
デイサービス利用者さんと行く散策でも、周囲の緑や風が爽やかさを増しています。
今なら新緑と広がる空を見ながら入る3階のお風呂タイムがおすすめです。
春といえば…
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。」(「枕草子」清少納言)
ヴィラ羽ノ浦周辺でもこの一節が感じられるようなシーンが…
田に水が張られた今の時期は、リフレクション写真撮影にもぴったりの絶景📷
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さて、枕草子の続きです。
夏は夜。月のころはさらなり、やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光て行くもをかし。雨など降るもをかし。
秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛びいそぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日入りはてて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。
冬はつとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もて渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。
春の「あけぼの」も、冬の「つと(夙)」も早朝を指すのですが、「あけぼの」は日の出前、「つとめて」は日の出後、という違いがあります。
「冬はつとめて」ならこちら