9月20日から26日は動物愛護週間です。
「動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深める」ことを目的に、動物愛護管理法によって動物愛護週間が定められています。
当施設には、看板犬の「しんすけ」がいます。しんすけは、セラピー等の訓練をされた犬ではありませんが、ペットとして、入所者さん、利用者さん、職員に長年愛されてきました。家庭でペットを飼うのと同じように日常に動物がいる場があることで、癒しの効果や愛情をむける先を得る幸福感などをもらっています。
動物愛護週間にあたり、あらためて施設の看板犬しんすけとの関係について考えます。
施設の看板犬しんすけについて、主に担当している事務職員と久世施設長に聞きます。
15年以上前からです。なぜ15年かというと、勤続15年の職員に「私が入職した時からいました」と聞いたからです。私よりずっと勤続年数が長いんです!もともと野良犬だった説や、どなたかの飼い犬だった説があり、その時にかわいがっていた方にちなんで命名されたとか、ないとか、しんすけには諸説あります。
朝夕のご飯や散歩は主に事務所職員がお世話をしています。ワクチン接種や体調不良時の動物病院受診も職員が担当しています。
室内犬ではないので、施設建物の外です。施設建物周囲の一部をしんすけのフリースペースにしています。穴を掘ったり、セミを採ったりして自由に過ごしています。一年半くらい前までは犬小屋にリードを繋いでたんですけど、体調を崩したことがあって、獣医から「ストレスですね」と言われたことをきっかけにドッグラン的な居場所にしました。
特にありません。悪さもしないし、体も年齢の割には丈夫で元気なので、おやつも好きな時にあげています。もちろん犬用のおやつです。入所者さんもしんすけを見かけたら声をかけてくださいます。
とっても頭のイイ子で、人の言うことをとてもよく理解しています。困りごとは聞きません。そして、人をよーく見ています。
彼のもたらす効果ははかり知れません。眺めても癒し、さわっても癒し。入所者さん、利用者さんはもちろん、職員も笑顔にしてくれます。特に、家で犬を飼っていたという犬好きの入所者さん、利用者さんにとって、癒し以外のなにものでもありません。
「同僚」「無口な話し相手」です。
幸いそのような不安は聞かれません。
ありません。今のままのしんすけがいいんです。
現在のところありませんが、コロナ禍でペットブームも加速していると聞きます。今後そのような話も出てくるかもしれませんね。
老犬ですが、本当に年齢の割に元気なので、介護なんて今のところ想像できませんが、施設には介護のスペシャリストが揃っているので、最期の日が来るまで全力でサポートしたいと思っています。
もちろんいます。が、しんすけは別格です。看板「犬」ですが、ほぼヒトです。
ありのままの君が好きぃぃ!
施設においても、家庭と変わらない状態で動物と共生することができることをしんすけが証明してくれているんですね。
たくさん愛されている看板犬しんすけは幸運🐕そして、愛情を注ぐ相手がいることは人にとって幸せなことなんだなと思った次第です。
以上、現場からでした♪