厚生労働省ではトータル・ヘルスプロモーション・プラン(THP)を愛称とし、労働者の心とからだの健康づくりを推進しています。
心身ともに健康で働き続けることは、人生100年時代において健康寿命を延ばすためにも重要です。
今回は、ヴィラ羽ノ浦で行っている職員に対する健康への取り組みや有用性をご紹介します。
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当施設では希望する職員に対して管理栄養士による食事・栄養指導を行っています。自宅や勤務の合間でできる運動についてもアドバイスが可能です。
この取り組みの有用性を調査すべく、希望する職員に協力してもらいました。
【調査の流れ】
定期健康診断でBMI値(体格指数)が24以上の希望職員に対して、管理栄養士による食事・栄養指導、仕事の休憩時間や自宅でできる「ながら運動」の情報提供を行い、2カ月後に再度身体測定を行う。
<1回目>
まず、管理栄養士による栄養指導の様子です。
業務の空き時間を活用し、バランスの良い食事等についてのアドバイスを行いました。
また、「ながら運動」の情報を提供し、業務中や日常生活の合間に「ながら運動」を取り入れてもらうようにしました。
▲ながら運動の様子
結果!
体重の減少がみられたのは5名中2名でした。
対象者全員が「食生活について指摘を受けたことで、食事内容や食べる時間を気にした」と感じ、成果のあった職員は素直に喜びを感じているようでした。
施設の定期的な取り組みとして浸透させる必要性を感じさせる結果でもありました。
今回は、心身ともに健康で働き続けるための取り組みとして、ヴィラ羽ノ浦が日本慢性期医療学会で発表した内容からピックアップしてお届けしました!
次回は、調査期間中に職員が自宅で取り組んだ運動についてご紹介します。