当施設には、介護助手が2名在籍しています。アクティブシニアを対象とした「徳島県版介護助手」として試用的雇用から継続契約に至ったふたりの年齢は60代後半~70代前半。
※アクティブシニア介護助手についての詳細はこちら
今回は、導入時(2019年)から介護助手として勤務してくださっているもうひとり、坂本ミドリさんにお話を伺います。
シニア世代に対する「介護助手」という仕事の求人を、新聞と阿南市の広報で見つけたことがきっかけです。通勤圏内に対象施設があったことも後押しとなりました。
週4日、昼前から夕方までの4時間です。
私の担当は、主に洗濯物たたみ・昼食後のコップやエプロン洗濯、ホールの床掃除です。
写真左から、洗濯物たたみ、エプロン洗い、ホールの床掃除(写真はイメージ)
これまでは、一日3時間のパートとして、主に掃除等を担う管理人を約10年続けていました。介護等の経験はありませんが、ホームヘルパー2、3級を取得しています。
介護助手の仕事内容から、私にも出来るのではないかと思いましたし、抵抗はなかったです。これまで、介護はきつくて大変な仕事だというイメージがありましたが、実際の介護現場を目の当たりにしてみると、まず、職員さんの明るさに驚きました。皆さんが仲良く、楽しく働いている姿を見て、勇気をもらっています。また、コロナ禍での不安もありましたが、施設内でのコロナ対策を見て安心して働けると思いました。
体を十分に休ませることと、好きな物を一杯食べることです。
今携わっている介護助手の仕事内容は、家事の延長のようなものなので、自分なりに経験を活かして工夫しながら取り組んでいます。とはいえ、仕事ですから、すべて手抜きがないように心がけています。仕事として、毎日同じ業務をしていますが、時間内で終われた時の達成感、若い人達との会話は、職場でしか出来ないことなので、楽しいです。
いつも家事全般をしているうちに1日が過ぎますが、家事って結構大変です。機会があれば大好きな温泉に行きたいのですが、コロナ禍なので控えています。
若い人との交流で活力をもらい、生活にメリハリができて、気が若くなったように思います。
仕事をすることで、健康維持と老化防止につながるのではないかと思っています。
私が知りたいぐらいです!(笑)
開拓者でありながら、気負いのない笑顔で新しい働き方・生き方を示してくれる坂本さんの姿からは学びがあり、また、勇気づけられます!ありがとうございました。
ここからは、久世施設長に「介護助手」について詳しく聞きます。
はい。四宮さん、坂本さんのおふたりです。2019年に県の事業による3ヶ月間の試用雇用としての受け入れ以降も、引き続いて来ていただいています。業務についても、基本的には受け入れ時に決めた業務の継続です。
介護助手には、介護周辺業務を担ってもらうという大きなくくりがありますので(※)、当施設では、現場の介護職員から「どの時間の何の作業を担ってもらえたら助かるか」を聞き取り、一日を通してまんべんなく介護助手がいる配置となるように求人を出しました。四宮さんと坂本さんには、一緒に同じ作業をしてもらうこともありますが、採用にあたって勤務日や時間帯をずらして求人しましたので、業務内容も基本的にはそれぞれ異なります。
※徳島県版介護助手事業としては、介護助手は利用者の身体に直接触れるような業務は行わない(徳島県社会福祉協議会ホームページより)
初めての受け入れ時には、失礼ながら「体力や体調面は大丈夫だろうか」などの心配がありました。今思えば本当に失礼な、必要以上の心配でした。ただ、入職時(2019年9月)はまだまだ残暑厳しい時期でしたので、業務の合間にしっかり水分補給と休憩をとってもらい、決められた仕事が業務時間内に終わらなくても無理をせず、残った仕事の報告だけしてもらって退勤してもらうなどの配慮はしていました。
おふたりとも2019年8月の面接時よりも、今のほうが生き生きしているように見えます。なにより、一生懸命作業に取り組む姿に職員も刺激を受けています!
8/5(木)14時からヴィラ羽ノ浦にて事業説明会を開催します。ご興味のある方は是非ご参加ください。説明会への申し込み、問い合わせは0884-21-8181 施設長・久世までお願いします!
元気なシニアの皆さん!!住み慣れた地域で『介護助手』として働いてみませんか?
よきご縁がありますように!