自宅でもできる機能訓練・運動をご紹介しています。

今回はまず、椅子に座ってできる足の上げ下げです。

1. 椅子に浅く腰掛け、個々の状態に合わせてももの下に手を入れる、椅子をつかむなどします。このとき、できるだけ上体を真っすぐ保てるようにしましょう。
2. 右足を膝の高さまでゆっくり上げて、しっかり伸ばしたら、つま先を上げます。
3. ゆっくり下ろします。
4. 左足も同様に、膝の高さまでゆっくり上げてしっかり伸ばし、つま先を上げます。
5. ゆっくり下ろします。

1～5の動作をそれぞれ無理のないように5～10回ずつ繰り返しましょう。

続いて、もも上げです。

1. 椅子に浅く腰掛け、椅子に手を添えます。このとき、できるだけ上体を真っすぐ保てるようにしましょう。
2. 上体を伸ばしたまま、右の太ももをゆっくり上げて下ろします。このとき、膝などに右の手を添えてもOK!
3. 左も同様に、太ももをゆっくり上げて下ろします。

無理のないように、左右それぞれ10回程度ずつ繰り返しましょう。

筋力アップのため、おもり（重錘バンド）で負荷を上げることもできます。ひとりひとりに合った負荷については理学療法士等にご相談ください。

太ももの前にある大腿四頭筋（だいたいしとうきん）や脚の付け根にある腸腰筋（ちょうようきん）の筋力アップにつながる運動をご紹介しました。

高齢者の転倒原因のひとつに、下肢筋力の低下が挙げられます。

今回ご紹介した運動などを組み合わせて下肢の筋力アップを図ることで、転倒予防や立ち座りがラクになるなどの効果が期待できます。

ぜひ続けてくださいね！

当施設では理学療法士が個人に合わせたプログラムなどもご提供しています。お気軽にご相談ください。

次回もお楽しみに♪

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